2012年4月10日火曜日

ニッセイ(日生)みらいのカタチ「総合医療保険」に医療保険を選ぶ基準をあてはめてみたら


(グラフはクリックすると拡大します。)

前回投稿した医療保険を選ぶ基準の考え方をニッセイみらいのカタチ「総合医療保険」に適用してみました。


医療保険を選ぶ基準とは、一生涯で支払う保険料(累計保険料)と6種類のケガや病気のときにもらえる給付金のバランスから、私が最適と思われる入院日額や手術特約などのプランを示し、累計保険料についてはグラフを示しました。

その際使用しましたデータは次のとおりです。


国民医療費
ライフネット生命の「じぶんへの保険」
アフラック「新EVER」



ニッセイみらいのカタチ「総合医療保険」についても同様な考え方で累計保険料を比較してみました。


前提は30歳男性としています。


各保険は、限度日数60日(ニッセイは124日)、特約として手術をそれぞれの商品に付けています。
新EVERについては、前回と同様に三大疾病、先進医療、長期入院を付けています。
ニッセイみらいのカタチ「総合医療保険」とCUREはこちらの投稿と同じ条件としています。


この前提により試算した結果は以下のとおりです。


一生涯(30歳~81歳)に支払う医療費(国民医療費)と保険料の累計額

国民医療費    [149万円]
ライフネット生命の「じぶんへの保険 入院  5,000」  [142万円]
ライフネット生命の「じぶんへの保険 入院 10,000」  [229万円]
アフラック「新EVER」   [135万円]

オリックス生命「CURE」   [263万円]
ニッセイみらいのカタチ「総合医療保険」  [509万円]


医療保険を選ぶ基準の考え方より、この中で、じぶんへの保険(入院 10,000)の場合の保険料累計額229万円が最高額となりますから、この金額を30歳男性の「適正な累計保険料の上限」として上のグラフで示しています。

この基準(適正な上限額229万円)からすると、CUREの累計保険料は、60歳払済みの時点で263万円となりますから、34万円割高と言えます。

CUREは、入院一時金50万円があり、手術給付が一律20万円なので、じぶんへの保険の一律10万円給付よりももっとムダが多く(手厚く)なり、その分割高な保険料となっています。

ニッセイみらいのカタチ「総合医療保険」の累計保険料は、60歳払済みの時点で509万円にもなります。

適正な上限額の2.2倍、280万円も高い保険料です。


この保険を誰におすすめしたらよいか私には分かりません。



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