2017年3月14日火曜日

ちゃんと応える医療保険EVERの リニューアル


「入院にも通院にもさらに手厚くなって新登場!」だそうです。
(契約日が2017年3月2日以降の保険契約に適用)

EVERの弱点は、日常よくあるケガや病気による入院では自己負担額を下回る額しか給付されないことでした。(メットライフのFlexi(フレキシィ)と給付率の比較グラフ参照)

その原因として、EVERはよくある手術では給付金が5万円しかでないためであり、手術ならなんでも一律に10万円を給付するフレキシィに負けてしまいます。

そこでこの対策として5日以内の入院では入院給付金を一律2.5万円を給付するとしていましたが、それでも給付金額が自己負担額を超えなかったため、追加の対策として今回「特約を付加することで入院初期にかかる費用にも一時金(5万円)で備えられます。」としています。

つまり日常的な入院では給付金が十分に出ないので、不足する費用に備える(手厚くする)には「契約者自身が特約保険料を支払い給付金を増やしましょう!」と言っているのです。

手厚くするのはアフラックではなくお客様側になるのに「手厚くなって新登場!」というのは問題がありそうです。(アフラック側は何も手厚くしていないのですから、もしかしたらJAROの審査に引っかかるのでは?)

注意
保険料及び給付金額の前提は、50歳男性、入院日額5,000円の場合です。


通院も手厚くなったそうです。

具体的には、これまで通院は入院日額の60%でしたが、100%(入院日額と同額)となりました。

なんのことはない強制的な客単価アップ作戦ということです。

通院3,000円の場合の保険料は579円でしたが、通院5,000円では910円となっています。

これも手厚くするのは「お客様ご自身」なのです。

ですから「入院にも通院にもさらに手厚くなって新登場!」というのはかなり誇大な広告です。(手厚くなるかどうかはお客様の選択なのですから。)

とはいうものの最後にほめる点がひとつ。

主契約の保険料が3,015円から2,825円に引き下げられています。(-6.3%)

この4月から標準利率が引き下げられ、大手生保では値上げラッシュですから、この引き下げは英断と言えます。

ですからアフラックは「保険料を大幅に引き下げました!」とだけ言えば良かったのです。

たぶんこのような値引き広告は保険業界ではタブーなのかも知れませんが。

さて結論として私の意見は次のとおりです。

1 5万円以下の支出に保険で備えるのはばかげています。入院初期にかかる費用は貯金で対応が賢い選択です。

2 通院保障はいずれにしろいりません。

3 主契約保険料の引き下げによりフレキシィ2,955円よりも130円安い2,825円は買いです。

4 EVERは主契約に先進医療、三大疾病一時金&長期入院を付けて5,839円がおすすめです。 (50歳男性の場合)