2010年5月2日日曜日

保険はどのように選んだらよいか(その2)

ライフステージごとにアドバイスすることにします。

2 20歳~30歳台の独身者

(1)死亡保障
独身の方は、責任を負うべき家族がいないので、いわゆる葬式代程度(200万円~500万円)でよいでしょう。

結婚後に見直す前提で、定期型の割安な保険をお薦めします。

参考:ライフネット生命 30歳(男)補償額500万円(定期10年)保険料789円

(2)医療保障
どの年代でも、独身か世帯かにかかわらず個々人に医療保障は必要ですし、必要な保障額もほぼ一緒です。

保障額として、ガンの場合30日入院で50万円、脳梗塞の場合60日入院で60万円、心筋梗塞で30日入院で50万円ぐらいが自己負担額の目安です。

この自己負担額がほぼ保障できることを基準に、60日型を基本として次のものを参考に選んでください。

入院日額1万円なら手術特約10万円(主契約の入院に含まれるものもあります。)だけを付ければ、この金額をカバーできます。

入院日額5000円ならガン入院または三大疾病入院5000円と手術20万円を付ければほぼカバーできます。

ガン診断特約などの一時金給付は保険料が高くお薦めしませんが、個人事業主で収入の保障が必要な方は上乗せとして付加することもよいでしょう。

その他の女性疾病、通院保障等はムダに保険料を上げるだけなのでお薦めしません。

注意点として脳梗塞は長期入院に備える必要があり、三大疾病特約で入院日数無制限か、120日となる特約を付加することをお薦めします。

またガンについては死亡率が高く、その分保険診療外の多様な治療がおこなわれており、中でも治療効果の高い先進医療を受ける場合の備えは必要です。

そして先進医療特約の保険料も今なら割安ですから、通算1000万円以上の終身で保障されるものを選んでください。

移植医療特約もお薦めです。

参考:損保ジャパンDIY生命 30歳(男) 保険料 2,552円
(1年更新、40歳時点で3,168円、この年代はまだ定期保険をお薦めします。)
保障内容 遺族補償 500万円
入院保障 5000円(5日目から、120日型、通算730日)
手術   20万円
通院   3000円
三大成人病 50万円(一時金)

参考:AIGエジソン生命では定期型の医療保険(ケアード)に先進医療と移植医療の特約が付けられます。(ネットのHPにはありません。)


参考
医療保険を選ぶ基準



(3)貯蓄
結婚資金、車の購入資金等のため手取りの10%(親と同居なら30%)を目安に計画的に貯蓄しましょう。

保険を利用した貯蓄はお薦めしません。

続く
保険はどのように選んだらよいか(その1)

保険はどのように選んだらよいか(その3)

保険はどのように選んだらよいか(その4)

保険はどのように選んだらよいか(その5)

保険はどのように選んだらよいか(その6)



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